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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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悲憤

Excite エキサイト : 社会ニュース

「<青学准教授>「光事件、死者1.5人」 ブログ記載で謝罪
 山口県光市の母子殺害事件を巡り、青山学院大の女性准教授が昨年9月の個人ブログで、「事件の死者数は1.5人で、無期懲役とした1、2審判断が妥当」などとした記載したことに、広島高裁の死刑判決後に同大へ批判の電話などが相次いだ。。。。。」


推理小説とか自分では興味ないつもりをしていても結構読んでしまっていることに気づきます。出張から戻ると急に芸能界に詳しくなるのは週刊誌のせいですが、サスペンスものもそうです。国内の代表的なものでいえば、まだ宮部みゆきさん以降には近づかないようにしていますが、はまるとガガガッと読んでしまいます。

ジョン・グリシャムは恐ろしい人です。パトリシア・コーンウエルにはどっぷりはまり、妙に最近は静かですが一時期はイタリア料理とバージニア州の地理とFBIに詳しくなったつもりになっていました。完全な病気です。

グリシャムの恐ろしいところは、そのような連続性がないのに一作一作が完成されていて、かつスピーディなため上下2巻だろうが、3巻だろうが読み続けないといられなくなる強烈な伝染性です。

しばらくこれらから離れていたつもりが、なにげなくTVで見た
陪審評決」のせいです。
ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション
/ ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B0002B5A7A
スコア選択:

一緒に仕事をした方から、「君はジーンハックマンに雰囲気似ているよね」と言われ、「そんなにハゲてないわい」と思ったときから、この方がどうして似ているのか気になりだしましたが、すごい俳優であることはよくわかります。また、どの役でも人間くさい部分がかならずあるので好感もてます。
陪審評決
ジョン グリシャム / / 新潮社
ISBN : 410525006X
スコア選択: ※※※※

ちょうどそのタイミングにあわせ、光市の事件の判決がありました。残されたご家族の、弁護団の妙な弁法に憤慨を超えたなんともやるせない感情を思うとき、搾り出すように発言した「死刑は我々の希望です」という意味の深さ重さを、はじめて理解できるのでしょう。私だったら悲憤に耐えられないかもしれません。冷静に語られる言葉の意味、9年という時間を考えると、一言ひとことの重さを感じます。このような方には、ぜひ司法の場に入っていただきたいように思います。

そういう微妙なご家族の心中をはかるときに、なにやら単位をもって無神経に表現する、専門家と呼ばれて勘違いしている、オツムの動きの悪い方の発言との差がなんともわびしく思えます。

片や司法になっていただきたい、言葉の意味を教えられた方と、早くそのような発言ができない場所に移ってほしい方との違いが目立ちます。そして、陪審評決のプロセスや司法判断にも非常に考えさせられた1週間でした。

ps.その後、続報される新聞報道が正しいとすれば、この方のブログというものは「とんでもない」内容です。数字の表現などはかわいい方です。ということでもっと厳しい表現あるいは指導がいるのかもしれません。
でもいくら大学が世俗から離れているとはいえ、少し異常ですね
by gentas | 2008-05-06 04:51 | News

いわゆる「A級戦犯」

私はノンポリです。
学生時代にKantを読んで「ひどい訳だけど本当の意味は違うのではないか」と思った程度で思想的に思い入れることもありませんでした。
数年来、キリスト教に興味を抱き洗礼についていろいろな話を聞いたりしましたが、これもヨーロッパや米国などにいったときの教会や教会建築に非常に興味があったことが大半のきっかけで精神性にすがるものではないなのです。
※最近、必要性から「実家の宗派は何だっけ?」と全く理解不足の、実にバチあたりなレベルです。
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL
小林 よしのり / / 幻冬舎
ISBN : 4344011910
スコア選択: ※※※※

そんな私ですから「歴史の認識」には自信がありません。時々畏友Nさんから「え、それは違うだろう」とやり込められることがあります。非常にありがたい指摘ばかりです。

先日、本屋にいくとこの本がありました。何気なく読み始めたのですが知らないことばかり書いてあります。散々マスコミで叩かれ、訴訟も受け、更には○ウムにも危うく狙われたこともあるという、漫画家という範疇をとっくの昔に超えてしまった「よしりん」さんの著書です。

さっと読んでも、構成・文章の確かさ、説得性、論拠提示の仕方など、実にエネルギッシュできちんと作られた著作であることはわかります。形式だけみてもいわゆる「やっつけ本(企画にあわせて作られた内容のないもの)」とは全然違いました。

そのせいか、一晩で一挙に読ませていただきました。理解不足もあるでしょうがはっきりわかったのは「東京裁判自体の裁判としての問題」と
A級戦犯について理解していなかった」というこれまた情けない事実です。

家族の買い物につきあわされ、先日サンシャインにいきました。ここが巣鴨プリズンであることは知っていました。買い物の間、抜け出して散歩し、横の東池袋中央公園に「永久平和を願って」の石碑があったのも発見しました。「なんか陳腐な表現だなあ」と思考が停止し、それが「戦争裁判の遺跡」から左翼的な主張により変更されたことは初めて知りました。

著書にもありましたが、広島「原爆慰霊碑」に「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」と書かれているのを読んだ高校生の時、「誰が誰に書いたんだろう。戦敗国特有の表記なのかなあ」と幸せボケゆえにそこでも思考停止してしまいました。

しかし、やはり言葉として残されたものの真意を理解することがもっとも重要であり、それらが妙なかたちで作り変えられたという史実については実に残念です。

「戦犯」として処刑された中には確かに悪辣な指導者もいたでしょう。しかし一部の方にとっては実に無念な状態のままであろうことを再認識しました。

PS.数日たって会社で「戦犯」について話題にしたところ、定年まじかの役員に「でもやっぱりあいつらは戦争をすすめたんだから悪いんだ」とはっきりとした意見がありました。
by gentas | 2007-04-22 05:29 | Recommendation