忘年会は仕事の延長、ぐらいとしか認識せず参加していた気がします。
しかし、最近ではむしろ正反対に、仕事を離れた個人的な会合がだんだんと増え、仕事関係についてはできる限り回避しがちです。
そういう点では、はるか昔日の、学校の仲間との会合は
「素」の自分が表現できる貴重な会合であり、実に気楽な会合です。
「君のさっきの発言はおかしいのではないか」とか「あの話をしていいのかね」、あるいは「君は批判的な姿勢だ」などといった揚げ足取りは一切ありません(よね?)そういえば、メールアドレスはわかっているので、名刺交換もあえてする人はほとんどいなかったようです。
実に、ゆる~い感じですね。

※冷静に考えると、研究室を内容の怪しげな修士論文を出してから初めての忘年会です(31年ぶり?)
出席者との語らいは、30分もいれば当時のままの雰囲気に戻るから実に不思議です。
多くは、上下の関係なく、名前しか存知あげない人でも、過去の思い出や近況、更には将来の予定、大学教師になったぞ、からこれから学生に戻るぞ、といった実に渾然一体な話題でした
※母校の教育成果にやや失望している意見もあり、愛情あるものの厳しい評価を受けるなど時代の流れを感じました。
また、先生のご子息が運営するカフェが来年3月で閉鎖されることを知り、災い転じて福となり、拡大OB会を開こう、といった話がでたのは新年に向けてたいへんいいことでした。

思い出すだけでも、天災あるいは人災もありましたが、
大地震、巨大津波、原子力発電所崩壊(爆発)、放射能拡散、災害時の集団的強盗(窃盗)、電力不足、仮設建物建設契機にわかった災害救助法などの欠点、生産基地分散による被害の増大という矛盾、国際分業による国を超えた産業への影響などなど
そして最近知ったのは
山体崩壊(sector-collapse)
地すべりの局地的局部的な表層崩壊ではなく、
「火山などに代表される脆弱な地質条件の山体の一部が地震動や噴火、深層風化などが引き金となって大規模な崩壊を起こす現象」(wikipediaより)です。
1980年に爆発したワシントン州にあるセントヘレンズ山は記憶に新しいですが、これも山体崩壊のひとつであり、山頂標高は400mほど減少したようです。

日本でも「島原大変庇護大迷惑」などと聞いた覚えのある方がいるように、1792年に雲仙岳山系の眉山で崩落し、大津波が発生し、死者15,000人を超える大災害があったようです。
個人では知らないこと、経験知として継承できないことがあまりにも存在すること、そしてその対応が非常に複雑で困難を極めることを再確認しました
http://www.kanken.or.jp/years_kanji/
私は、「震」とか「災」、「乱」かなあ、と字面だけで重苦しい字を予想していました。
漢字検定協会によれば、実際にこれらの字も候補の上位にあったようです。
ところで
「絆」ってどういう意味なんでしょう?字面からはただ絡みあう糸にしか思えません。
暖かい、将来への希望がある、という含みがあるわけでもないようです。
だとするとこの一年は、やはりいろいろな意味で「震」が私にはピッタリな気がします;
寒さに震えた震災、震災復興に限らず怠慢な姿を露呈し、厚遇を引き下げようとした民主党の姿勢に対し民の声が評価したはずの役所(公務員)の相変わらずの現状への怒りに震え、ギャンブルで100億円規模で会社の金をつまみ、1,000億円規模の損失を隠すことだけをした経営者や会社制度の脆弱性を晒し、一流国家(会社)システム=コンプライアンスシステムがないことを世界に知らしめた恥に震えた一年でしたねえ。。。。。。。。。
でも
年越までにあと2週間と多少時間あります。震えながら年を越さないように気をつけたいと思います

MD:マーチャンダイジング?マクドナルダグラス?メディカルデバイス?あるいはメディカルドクター?
そうではなく、MD:ミニディスクのことです。
劇的な電子技術の発展は、昨日までの傾向を一変させる、と理屈では認識していたし、ある程度「自分は理解している」つもりでした。
しかし
書斎に置いてあり、日常的にリモコンでラジオやMDを聞いていたオーディオ装置の調子が悪く、ついにCDが聞けなくなったので、新しく購入しようかと思い、ネットで調べて驚きました。
MDが聞ける商品は製造していないんだ!!
MP3プレイヤーがでてきて人気がないのは知っていても、まだまだ多少は細々と存在しているものだと思っていました(不思議なことにカセットテープはまだいろいろな商品があるようです)
扱いが楽なのでなんだかんだと録音した
2,300枚あるMDはこのままゴミになる、のかな。。。。。

・個人的には働きたいけど、やはり世代交代も重要。キャンピングカー、というほどアクティブじゃないし、せいぜい街あるき、かな
・じゃあ、デジカメを購入して練習し、ついでに展覧会でも開いたらどうですか。。。。
オフコースの小田和正さん、フォークシンガーの吉田拓郎さん、俳優の阿藤快さん、英会話の鳥飼久美子さんと同じ、いわゆる
団塊世代ド真ん中に属する方の、社会からの”卒業”が近づいているので今後の予定を伺ったところ以上のようなやり取りでした。
でも
街歩きっって何だろう??

なんとなくわかった、どうやら互いに共有できた特性は次のようなイメージです
・まず、デジカメを持ってあちこちパチパチ写真を撮る
・カメラは軽く、持ち物も少ない
・もー、絶対に路地にある居酒屋に寄る
・いくつかの店の常連になる
・計画的にやらない
・高級感なく庶民的な目線でやる
老後って楽しそうなような、つまらなさそうなような。。。。
いずれにせよ
長い間ご苦労さまでした
