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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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2006年 04月 12日 ( 1 )

プチプロな中央線

高円寺・阿佐ヶ谷は私の出身地です。出身地というのはこころに根強いものらしく、その後三鷹・吉祥寺に住んだりとなかなか離れられません。人気ある世田谷区は子供の頃人口30万人だったかと記憶していますが現在80万人と50万人の「地方出身者」が増えているんだ!とすねてみているため、住む場所として無視していました(今、ちょっと悔やんでいます)

そういう志向を「プチプロレタリアートな文化人好み」といって一刀両断する人が、やや自虐的ですが学校の先生なんかに多くいます。確かに荻窪あたりは丸の内線で一本で本郷にいけるためか、大学の先生や大手メーカ出身者、資産家が多く住んでいるようです(実際、大昔のことですが家庭教師をしていたので様子はだいたいわかっています)。阿佐ヶ谷はライター、高円寺は演劇・音楽関係、そして最近中野ではお笑い関係者が多いと聞くなど、サラリーマンとはちがった時間軸で街が動いているような気がします。そして、そのためか学生時代は非常に自分自身にマッチしていました。そして、「プロ~」的な雰囲気が色濃く残っているのが、やはり高円寺・中野あたりかと思います。
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本当は高円寺の駅までは徒歩では結構歩くのですが、社会人なりたてのころも高円寺から乗って通勤し、阿佐ヶ谷で降りて飲んで帰る、というパターンが多かったような気がします。

そんなことをこの本は思い出してくれます。しばらく前に、高円寺を降りると「純情商店街」という垂れ幕があり、なんだか逆に寂しい思いをしました。皮肉なことに、その幕ができたころから急激に商店街は変貌し、小説にでてきた乾物屋やおでん種屋、蒲団屋なども姿を消しはじめ、「純情商店街」らしさはどんどんなくなりはじめましたね。

ところで記憶を更に遡って商店街を思い出すと、乾物屋よりもやはり早稲田通りに近いおでんを売りながらおでん種を売っていた店がいちばん元気で印象的だったのを思い出しました。ちょうど「おそ松くん」が微かに流行っていたからでしょうかね

そんな風な、プチプロな記憶を遡るのに素晴らしい本ですね。いまではそのころの雰囲気を残しているのは都内では砂町銀座とか千住の裏銀座とかぐらいでしょうかね。そういえば西日暮里の駄菓子問屋街も一掃され、新しい交通システムが開通するようです。
高円寺純情商店街・哀惜篇
ねじめ 正一 / 新潮社

格付け:「B-」(映画「三丁目の夕日」と併せて読むと感じがよくわかりますよ)
ISBN : 4103722045
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by gentas | 2006-04-12 23:01 | Recommendation