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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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木の芽時

今週の東京都心はほぼ毎日服全体がしっとりとなってしまうような霧雨が続きました。そして、何故か今週に限ってほぼ毎日都心を移動しぐっしょりと濡れてしまう毎日でした。

夕暮れ時に地下鉄お茶の水駅を通過するとき、むっとするような息吹を感じました。ボーとしがちなこの時期にボーとした性格で感じるときは、また、へんな思い込みをするもので、「ああ、ラクーアの塩素のにおいだなあ」と一瞬思いました。しかし、ここは「御茶ノ水」です。あれ?

そうです。むせ返るような感じは「木の芽」の発するもののようでした。フィトンチッドとか呼ばれるもののひとつなのでしょうか。思わず、駅を降りてみました。たしかに中央線沿いのお堀にはびっしりと潅木が密生していますが、イメージしている雑木林とはちがいます。そして、もうそれほどむせ返るような息吹もなくなっていました。でも、その息吹は、何かからだの中に力が涌いてくるような、おもわず深呼吸したくなるような空気を感じました。

だいぶ昔、「高齢者NT」の開発構想というのを5年くらい役所と調査し、あちこちでかけたことがあります。その際、新宮市で非常に歓待され、フィトンチッドのあるNT開発というのを計画しました。25年くらい前、この不思議な言葉の意味をそれほど重要視する方はあまりいませんでしたが、市の課長さんをはじめ非常に熱心に雑木林のすばらしさ、健康に対する重要性を主張され、われわれもこの計画ならプロトタイプとして進めても実現性高いのではないか、と思いました。結局、国を巻き込んだ大きな開発にはならなかったのですが、県市レベルではNTを開発したはずです。

ところで、フィトンチッドとはなんでしょう?Webなどを探ると、以下のようなことが書いてありました;「光合成は太陽の光エネルギーを利用して、炭酸ガスと水から炭水化物を作り酸素を放出するが、二次的にフィトンチッドなどの成分を作りだす。
 フィトンチッドには、作りだした樹木自身を護るさまざまな働きがあり、他の植物への成長阻害作用、昆虫や動物に葉や幹を食べられないための摂食阻害作用、昆虫や微生物を忌避、誘因したり、病害菌に感染しないように殺虫殺菌を行ったりと実に多彩な機能がある。
 土に根ざして生きる樹木は移動することができないため、外敵からの攻撃や刺激を受けても避難できない。そのため、フィトンチッドを作りだし、それを発散することで自らの身を護る。す。
 1930年頃、旧ソ連のB.P.トーキン博士がフィトン(植物が)チッド(殺す)と名づけた」
フィトンチッドってなに?―植物の知られざる働き
谷田貝 光克 / 第一プランニングセンター
ISBN : 4924967106
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東京でいえば、井の頭公園や高尾山のような緑の濃い資産もありますが、近年は花粉症の原因である杉伐採など消極的な話題ばかりです。しかし、年に一度の効能かもしれませんが、緑に呼び込まれるような息吹を感じると、本当に緑地や雑木林の大切さを感じます。

すくなくとも私はこの時期は大好きです。遠出できないようなら都内の日比谷、上野などの都市計画公園へ、あるいは少しでも緑のあるところへでかけることをすすめます。なお、詳細はわかりませんが、経験的にいえば昨日のような霧雨や雨あがりにフィトンチッドは多く分泌されるようです。
by gentas | 2006-05-12 10:08 | Town Walking