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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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ファミレス

今更ながら感じるのは、日々を生活する上での単位が核家族であるということです。

独身世帯は「おひとり様」とまるで上げ祀るように言われ、消費財にとって格好のマーケティング対象として扱われているようですが、”日本”という国を運営することでの功罪を評価すると問題ばかりのように思えてきました。。。

さて、私自身にとっては近くに住む義父母、離れて独居する実母や親族とのコミュニーケーションは、季節や行事毎の集まりが中心であり、日常的な強いつながりはありません。多少のグチや評判を話題にすることはあっても、細腕繁盛記(例が古いですね)にあるような嫁姑の確執や、家族間の衝突はほとんどありません。※だから家族ドラマが若い世代の恋愛や生と死など、時間の切片に偏って、
まるで中抜けに見えるのかもしれませんね。

そのため、たまに集まるときは、自然と会食となり、家庭料理が少ない(準備したくない、評価されたくないためか)中ではどうしても外食となります。そのため、しばしばファミリーレストラン(ファミレス)に行くことになります。一方、独居実母には弁当を持参することになります。

そこでの料理は、すべてがプロによって、誰が食べてもおいしいように工夫された、標準的に用意された料理だ、と評価しています。

一方、子供の頃に家族親族と囲んだ料理はどうだったんだろう?と自問自答します。

料理下手を自認する実母が作った”賄い風”の料理は、今思うと実に素朴なものでした。多分、「またなの?」と愚痴りながら食べたのでしょう。※このような思い出があると、いまや外食時によく聞く「秘伝の味、秘伝のタレ」という響きが微笑ましく聞こえてしまいます。そんなに秘伝があるのでしょうかねえ。

 *  *  *

さて、珍しく、近くに住む義父母から昼食を誘われ、結局は近くの華屋與兵衛で食事をしながら、家人が「ここの釜飯がおいしいのよ」という説明を受け、確かにおいしい食事をしました。しみじみとファミレスの便利さを享受することと同時に、「ああ、あの時の味は醤油が濃かったなあ」などという記憶はおこらず、その時々の思い出の座標を失いつつあるなあ、という少し寂しい気がしてきました。。。。
ファミレス_a0020434_1628542.jpg

※でも、どの場合でも外食でコーヒーがまずいのは困ります。最後にいただいたものはちょっと寂しいものでした。さっさと食事を終えろ、というサインかな?と思ったくらいです。私の最近のお気に入りはSUBWAYのコーヒーぐらいです。
by gentas | 2011-06-11 16:30 | Recommendation