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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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カベルネ・スーベニオン

代官山でレストランの内装設計をやって完成/オープンしたからみんなで食べましょう」とお誘いが来ましたのでノコノコと出かけてきました。

9月23日、久しぶりの代官山です。以前、駅前のAという大きな開発をやりましたが、代官山は非常にテナント管理が厳しく、渋谷に近いのに穏やかで美しい街という表面と異なり、
テナントリーシングが難しい街という印象が私にとって大きいのです。実際、まだ駅前の某県有地が転用されていたりして、開発事業も難しい様子です。確かに駅舎や駅周辺はきれいに整理されつつあるようでした。

さて、それはともかく当日は大雨でしたが、レストラン「ラ・ターブルロンド」は八幡通りに面しなかなか好立地です。建物のグレードもいい、無駄なスペースもないな、となんとなく経営者や建築家、不動産屋の気分で見てしまいます。

外壁にはテ-ブルがささっています。カベルネ・スーベニオン_a0020434_1415132.jpg内装は過剰でもなくむしろ落ち着いた雰囲気に整理され、建築設計者やオーナーの雰囲気を感じます。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130303/13116275/
狭いとはいえない空間でしたが効率ともいえない丸テーブルでゆったりしています。サービスも慣れていないのかゆったりしているのかなんともいえないスピードでした。
しかし、まず初めのワインが香り高く、本日の気分を表しているようでした。
煽る人もおらず、静かに歓談がすすみ、小学2年生の子供さんと会話がすすんだり、忘れたころにデザートがきたりと実に優雅ともいえる気分を味わいたいへんよかったです。
※ここで、「設計のコンセプトがなんちゃらで~」と始まると困りますね。
カベルネ・スーベニオン_a0020434_1231142.jpg

その席での驚きは、なんといってもフルーティなワインでした。会の後に聞くと、「よくわかったね。みんなのために持ち込んだんだよ」と主催者の説明です。
なるほどなあ。
まるで、茶会のような工夫とサイン、がそこいら中にあるのですね。
カベルネ・スーベニオン_a0020434_1234855.jpg

そして丸いテーブルの持つ意味にも驚きました。それまで話をしていたグループで1人が抜けると、別の人が座り、空間がシャッフルされることに気づきました。なるほど丸いテーブルとは機能的なものですね(コルビジュエでしたっけ?紛争調停などが想定される椅子に、米ソ超大国時代にボスが決まらない椅子が必要だというので、国連ビルだかの椅子の形に工夫した、という話を思い出しました)。

いろいろな話の展開には最高の工夫だということを確認できました、イスカの皆さん、ご馳走さまでした!カベルネ・スーベニオン_a0020434_145732.jpg
by gentas | 2010-09-25 14:08 | Urban Design