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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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委任、代理と代表

中学生の社会科でいきなり教師から「代理と代表の違いはわかっているか?」とするどいような、今更何を言うのか、といった質問がでたのを鮮明に覚えています。

最近の例でいえば、鳩山首相は代表です。首相としての発言は重く、そのせいで大変苦労や心労しているのが新聞やTV越しでもよくわかります。彼の発言は我々を代表しているのだから、個人的な発言や思いつきを言われるとたいへん混乱してしまいます。

一方、代理は社会的活動をしていると多く見られるものでしょう。つまり、
委託者に委ねられ、
権利を代理する行為ですね。責任は重いものの限定的な権利といえます。

また、「委任」と「任意代理」とは全く異なります。

「委任」は、本人(委任者)が相手(受任者)に「法律行為をすることを委託」する契約です(民法第643条)。
相手は、本人に委託された法律行為又は事務処理(準委任、民法第656条)をすればよく、本人を代理する必要はありません。また、本人に法律効果を帰属させる場合でも、例えば相手は法律効果を一旦自分に帰属させ、その後本人に帰属させるようにしても構いません。

「任意代理」は、相手(代理人)が本人のためにすることを示してした意思表示の法律効果を直接本人に帰属させる法技術(民法第99条)であり、私的自治を拡張する手段です。任意代理の場合、本人が相手に代理権を授与するため、通常相手を代理人とする「委任」契約を結びますから、この限りで「任意代理」は「委任」を必要とします。

このように、「委任」は契約、「任意代理」は私的自治を拡張する法技術であり、本来比較するものではないのです。
by gentas | 2010-05-25 00:03 | Research