株券電子化後
2009年 03月 14日
今年の1/5から証券のうち、最も一般人にとっても身近な株券が電子化され、上場企業の券面の株式などは無価値になりました。そのため、証券保管振替機構に提出されなかった20億株程度はただの紙になると共に、特別口座に換価されました。株主にはそれぞれお金として渡されるわけです。
しかし、こう書くと実に単純ですが、実務では非常に混乱しているようです。コールセンターなどには連日多数の問い合わせがあるらしく、整然ではありますが集中された処理に忙殺されています。
さて、そのような電子化後の株式の扱いについては、本書しか出版されていません。政府が検討していきた電子化についての実務は実はまだまだわからないことが多いのです。一般企業の多くが3月末決算だとすれば、今年の6月までは何が起きるかわかりませんね。従って、株券電子化後の事務処理などについての解説書は年後半に出版されるように思います。
関心ある方はその頃に購入することをすすめます。なお、私は本書を注文したところです。内容にはあまり期待していませんが、現状での考え方を読んでみたいと思いました。
by gentas
| 2009-03-14 10:47
| Book Worm