下流喰い
2009年 03月 14日
金融ジャーナリストと自称するFPレベルの理解不能な素人、きっと実績が上がらなかったであろう証券営業マンがあまたいる中、独自の明快な論旨と優れた文章力のある著者須田慎一郎氏に対しては非常に高く評価しています。
決して奢ったり、煽ったりしない冷徹な視点とデータやそれ以上の綿密なインタビューに裏づけされた文章にはにごりがありません。
本書はサラ金のあまりに激しい企業文化やそれを看過してきた行政に対して厳しい問題を提起しつつ、今の経済情勢における一般国民の行動指針のヒントにもつながるポイントがたくさんあるような気がします。通勤途上で読み続け、思わず乗り過ごしてしまいました。オススメです。
※そういえば、この本で触発され来週は「裏日本」に寄ってみようと思っています。
by gentas
| 2009-03-14 10:19
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