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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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職能 その1

 なぜ、自分は働くのか? 

決して日本国憲法に順ずる、と思っている人はいないでしょう。
なんせ国のいうとおりに働いて、勉強し投票し働いて納税し、そして年金を納めても、コームインは退職後の地位ばかりにしかアタマが働かず(いつの間には一般会計87兆だそうです!小さな政府、選択と集中はどうなったんですか?)、そして私たちは自分の老後人生を享受できないことは毎日報道されています。

いったん入学した某高校に「する仕事のないことは寂しいことだ」と額があったのを思い出します。
http://www.yaopari.com/yukichi/yukichikun.pdf#search='諭吉訓'

では、仕事とはなんでしょう? 


生まれ育った環境の延長にある感覚的反応?
  二世議員や医者一族なんかそうでしょうか、ノー。
お金を稼ぐこと?
  うーん、カネゴンにしかみえない、○イブドアの首謀者の顔が浮かびます。働く人はだいたい出世=お金(給与)でしょうけど、ノー。
社会が望むことに流され、応えること?
  うー、今の私のようなサラリーマン一般ががそうでしょうけど、ノー。
社会に対して貢献できる達成感の蓄積
  えー、なんとなくこんな感じではないかという気がします。

建築家(なんどもいいますがこの音の安っぽさが嫌いで設計は遠慮させてもらっている私です)も同様でしょう。結局は、仕事もすべてがコラボレーションです。
専門歴史書の中の彼らに憧れても、話半分八掛け二割引き。実態はどうだかわかったものではありません。

偶然ですが、学生時代に少し働かせてもらったり勉強させてもらった方々を思い出します:
先ごろ亡くなった黒川紀章さん、日本の現代建築の基本の道筋を作った丹下さん、出戻り教授だった当時東大の槙さん、早大建築・都市計画の象徴的存在だった吉阪さん、農村計画の権威東工大青木さん、住宅計画の藤本さん、巡礼好き・日本好きのRWTHシュパさん、空気膜の好きなソルボンヌのリシャールさんなどなど。

すべて「大先生のメモで始まり、決定し、修正されず、周囲のものは平伏する」などは皆無です。
槙センセイなどは繰り返し繰り返し所員の指摘を検討し、修正、訂正、やりなおし、あきらめ、撤退、反発をしていたように記憶しています。

ようは山登りと同じですね(この項続)
by gentas | 2008-09-13 11:08 | Urban Design