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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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Auditor

異動により以前のセクションに戻ってきました。場所も有楽町から日本橋と変わりました。

しかし

何人もの先輩諸氏がいません。なんだかよそよそしい雰囲気もあります。どうってことない仕事ですが、どうやら50才も後半の何人かが外資系金融機関などのAuditorとなってヘッドハントされたようです。うーむ。

所属する会社は、海外にながくいた人はだいたいが何故か冷遇される会社ではあります。Boardにも入りAuditorとして存在を示すのはいいことかもしれません。しかし冷静に考えればCostcenterである業務であることには変わりなく、華々しい評価もされずひっそりとしつつ存在をアピールしなくてはいけない、という非常にバランスの難しい仕事です。

「君はrealestate development、credit業務も、research、debtcollectionもratingもわかる人材だし、computerの経験あるしまだ若いから引く手数多じゃないの。followwindだから移ればいいんじゃない」と元NY支店長の先輩に英語だらけの無責任な発言を帰りの車中でされました。
「でも、audit業務が好きじゃなければやらないよなあ。(海外レプのAuditなんかすごく疲れるから)オレはもう辞めたいけどねAuditor_a0020434_0304686.jpg

そうです。華々しい資格や難しい論理や知識を身に付けても「所詮はaudit」です。革新的技術が発生するわけでもなく、法律や制度との競争、いたちごっこです。がんばっても評価されず、がんばらないと著しく評価を下げる難しい世界です。まして、拡大生産性はありません。やることはどしゃぶりの雨のように増えてきています。
例えば、外部監査・会計監査を担当する公認会計士の資格はいまだにたいへん難しいしその知識を継続して使っていくのも努力が必要なのは知っています。しかし、私がかつて研修企画を担当しているときに会計士に聞くと「先生、先生と持ち上げられるけど、公認会計士で年収1,000万円を超えるのはなかなか簡単じゃないよ」と事務所を経営している方にいわれたことがあります(給与取得なのか、支払給与なのかは聞きませんでしたが)、所詮は「働いてナンボの仕事、顧問先をどれぐらいもつか」です。

最近ではLLPなども始まっていますが、サッカーのパス回しのようにひとつの顧客を回さない(相続があったから税理士が呼ばれ、改築するから設計士を呼んで、土地を売るから宅建業者,家屋調査士、鑑定士がでてきて、法人を承継するので会計士がでる。。。など)と仕事がありません。

うーむ。私は不惑のはずなんだけど惑うばかりです
by gentas | 2006-10-12 22:54 | Internal Audit