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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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縮小する都市セミナー

昨夜ヘロヘロになって出張先から帰り、今日は係争など重い雰囲気の仕事をしていましたが、ふとTNプローブ主催の「縮小する都市セミナー」があるのを思い出し、遅れて参加してきました。(最近は公開セミナーとかが増えて、18:30開始などがあるのですが、わが社は18:00定時です。しかも今時定時退社という、サザエさん一家のような方がおられるのか存じません。実際に個人的に参加したいと思っても参加できない方もたくさんおられると思いますので、これらのセミナーに参加できる幸運をかみ締め、いつも結構真剣に聞いています)

縮小する都市セミナー_a0020434_1445755.jpgえ?内容がパッとしないって?まあ、かっこいいテーマかというと違いますね。どちらかというと

都市のリストラをどうやって実行していくか
という内容です。そういえば昔修士論文という恥かしいものをつくる時に、ひとりで悩んでひとりでまとめひとりで落ち込んでいましたが、そのテーマは

共生都市論「適切は発展や規模はなにか、どうやってコントロールするか。都市にとって『健康』という状態はあるのか」
という夢のようなテーマで、自滅したのを思い出しました。※その後、十何年かたって黒川紀章が同じ共生都市論というテーマで論文を発表したようですが、不勉強で読んでいません。

さて、セミナーではどこかの教授をされている建築家でしたので、聴く前に「まあどんなものかなあ」とやや失望しながら参加しました。建築家という表現は実にピンキリであまりいい思いをしたことがありません。さて、内容ですが非常によく準備されたプレゼンテーションでした。説明を聞いて、私が勝手に「女性建築家がまたうわっつらの内容を開陳するんだろう」という思い込みは見事にくだかれました。ふたつの都市での成功例を引用し、日本での導入の可能性を探る意味深いものでした。モデレータの方の懸賞論文を「ポエティックな提案」と、なで斬りにしながらも都市をデザインするには壊し方についても議論することを再考させていただきました。「図と地」の発想を経済学的に発展させる点については、非常に難しいとは思いましたが、信託的な概念の導入は可能かもしれません。

穿穴という手法については日本の専門家は、法制度や財産権の考え方がちがうの何をバカなことをいうのだ、とすぐに指摘されるとは思いますが、その点もぜひディスカッションをさせていただきたい」と実で具体的にテーマアップされておりました。

感服しました。残念ながら最期まで参加できなかったのですが、自分の不勉強を再認識させていただきましたので何かにまとめたいと思います。N大院生の某氏が熱心にメモをとっていたので後でみせてもらうことにします。

ところで会場には都市計画家協会の賢兄も多数参加されていたようですが、ご挨拶も省略して先に帰りました。次回、議論しましょうね!!
by gentas | 2006-06-24 01:42 | Recommendation