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Thomas,Wohin Farhen Sie,denn?気力・体力は減少気味,睡眠時間は長くしないと持たないです。人生は「誤解と錯覚」ですがやりたいことはやっておかないと!


by gentas
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マンションを「もたせる」のか

以前「マンションを100年もたせる」(オーム社)の著者を囲む勉強会にでたことがあります。私はマンションに住んだことはもちろんあります。
紙と木でできた在来構法の家より、快適であり、エレベータで移動したる複数で住むことにはアコガレもあります。マルセーユのユニテダビタシアンを見たときも、労働者住宅とさせるそれが「日本に比べ立派なこと」にびっくりしました。実家の近くに都営の母子寮というものがあり、今思えば労働者住宅と公営住宅とのちがいをあまり考えない無知による思い込みでした。

しかし仕事で大規模開発や区分所有法の問題点を知し、阪神大震災に遭遇すると、区分建物を購入し住むことがいいのだろうか、と問題点を抱き、マンションを購入し住んだり運用したりした経験がありません。

勉強会で、著者の勢い込んだ発言と法整備も、コモンセンスの概念もないコミュニティ意識の、老害自治会(勘違いかもしれませんが)で、本当に100年持たせていいのか、「どうやって壊すか」という視点でも議論されてもいいのではないかなどなど、といろいろな考えがうかんでばかりいて、著者の意識を十分に理解しなかったことを思い出しました。

マンションを100年もたせる―ストック時代のハウジング
日本マンション学会マンションストック評価研究会 マンション管理センター / オーム社
ISBN : 427410298X
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ましてや最近の建物構造性能の評価(実態把握)の問題もあり、区分建物をうんぬんするまえに検討することがあるのではないかと再認識しました(厳しい言い方をすれば「甘すぎる」と思いました)少し辛口で厳しい言い方ですがあわせて紹介します。

格付け:「C-」(複数の専門家の知恵を含めた冷静な判断が必要である、としてワンノッチ下げました)。
by gentas | 2006-03-21 12:53 | Recommendation