閑話休題:世界遺産
2011年 07月 14日
「乗り鉄」気味の私は、年初より東北をあちらこちら移動しています。そして、3月11日発生した東日本大震災を受け、震災復興の一助になれば、と何度か現地入りしています。
主として、大学や学会の研究チームと、このときばかりは「都市計画の専門家」(過去の遺物かもしれませんが)と看板を替えてお手伝いをしています。仮設住宅、被災実態調査、復興計画などへ展開できていれば幸いと思っています。
被災地には、予断を許さない未経験のそして厳しい現実があります。
そして、その周辺には早々と復興に向け歩みを始めた「被災者間格差」が歴然とあります。芸能人が立ち寄り、お笑い芸人やスターが立ち寄る一時避難所にデジカメを持って着飾って集まる明るい人と、寝たきりで単なる騒音にしか聞こえない疲れきった人もいます。
※TVの画像などでもよく見ると、避難所でモノに溢れた一画と何もなく寝たきりの区画の存在がわかりますね
遠く離れた関東圏でも被災した人がいます。実際、実母が一人住む私の実家も屋根瓦が大きく崩れ、いまだに業者が対応しておらず、外見上は東北にいかずとも似たような光景です。
しかし、そんな中
平泉が世界遺産に認定され、新聞紙上で大きく光明であると取り上げました。
平泉? 私にとっては、中学生の頃に行ったようなボヤーとした記憶があるだけです。いいものに気づかない、おやつだけが楽しみ?なできの悪い中学生だったのでしょうね。
「平泉いいなあ。私も行きたいなあ」足の悪い家人がいつも話題にしていますので、
7月3日盛岡の帰りに寄ることにしました。
※車で近くまでいけるのであれば、家人を連れて来なくては、と多少旅行ガイドになったつもりで下見気分です。
JR一関駅から平泉駅はすぐの距離でした。そしてJR平泉駅からは徒歩でも行けますが、なんといっても旅行ガイド役です。周辺も見ていかなくてはいけないので自転車をレンタル。
さて、中尊寺下に自転車を止めて歩き出すと、結構な坂です。金色堂までざっと歩いてあたりも歩き回りました。※私としては金色堂より、有名な芭蕉句
『五月雨や降り残してや光堂』碑の方が感動的でした。
そして「あ、こりゃムリだなあ」。足の悪い家人を連れてくるのは不可能と判断し写真をパチリ。高感度カメラは暗くても撮影できます。
帰りは、特に買う予定も無かったのですが、新幹線駅内をぶらつきました。そして土産物屋さんの片隅にあった「ホヤ」をみつけ、喜んで購入し自分へのご褒美にしました。
被災地には、想定外の問題がありました。しかし、帰路にはいろいろな楽しい発見もあり、そして〆としてホヤを購入することができ、ありがたくいただき、実に東北をかみ締めたような満ち足りた気分になりました。
主として、大学や学会の研究チームと、このときばかりは「都市計画の専門家」(過去の遺物かもしれませんが)と看板を替えてお手伝いをしています。仮設住宅、被災実態調査、復興計画などへ展開できていれば幸いと思っています。
被災地には、予断を許さない未経験のそして厳しい現実があります。
そして、その周辺には早々と復興に向け歩みを始めた「被災者間格差」が歴然とあります。芸能人が立ち寄り、お笑い芸人やスターが立ち寄る一時避難所にデジカメを持って着飾って集まる明るい人と、寝たきりで単なる騒音にしか聞こえない疲れきった人もいます。
※TVの画像などでもよく見ると、避難所でモノに溢れた一画と何もなく寝たきりの区画の存在がわかりますね
遠く離れた関東圏でも被災した人がいます。実際、実母が一人住む私の実家も屋根瓦が大きく崩れ、いまだに業者が対応しておらず、外見上は東北にいかずとも似たような光景です。
しかし、そんな中
平泉が世界遺産に認定され、新聞紙上で大きく光明であると取り上げました。
平泉? 私にとっては、中学生の頃に行ったようなボヤーとした記憶があるだけです。いいものに気づかない、おやつだけが楽しみ?なできの悪い中学生だったのでしょうね。
「平泉いいなあ。私も行きたいなあ」足の悪い家人がいつも話題にしていますので、
7月3日盛岡の帰りに寄ることにしました。
※車で近くまでいけるのであれば、家人を連れて来なくては、と多少旅行ガイドになったつもりで下見気分です。
JR一関駅から平泉駅はすぐの距離でした。そしてJR平泉駅からは徒歩でも行けますが、なんといっても旅行ガイド役です。周辺も見ていかなくてはいけないので自転車をレンタル。
さて、中尊寺下に自転車を止めて歩き出すと、結構な坂です。金色堂までざっと歩いてあたりも歩き回りました。※私としては金色堂より、有名な芭蕉句
『五月雨や降り残してや光堂』碑の方が感動的でした。
そして「あ、こりゃムリだなあ」。足の悪い家人を連れてくるのは不可能と判断し写真をパチリ。高感度カメラは暗くても撮影できます。
帰りは、特に買う予定も無かったのですが、新幹線駅内をぶらつきました。そして土産物屋さんの片隅にあった「ホヤ」をみつけ、喜んで購入し自分へのご褒美にしました。
被災地には、想定外の問題がありました。しかし、帰路にはいろいろな楽しい発見もあり、そして〆としてホヤを購入することができ、ありがたくいただき、実に東北をかみ締めたような満ち足りた気分になりました。
by gentas
| 2011-07-14 14:18
| Town Walking