カードローン
2010年 05月 09日
以前、官僚から受けた”良質な金融”のレトリック(詭弁)がどうも気になりますので、忘れないうちに書いておきます。
何故貸金業法改正の完全施行が危険なのかまとめてみます:
貸金業法改正により、いわゆる無担保ローンの上限金利が引き下げられ、債務者(利用者)にとっては実にいいことのはずです。しかし、同時に年収の1/3までしか貸せない、という「総量規制」の制約を受けることになります。※例えば、専業主婦の方の利用はあいまいでしたが、これからは仮名であっためもできなくなります。
更に、割賦販売法改正による支払能力調査義務により、年間支払可能見込額内での利用という制約も受けます。リボルビングも制約があります。※従って、金券ショップに流れる一部であろう立替購入・処分による借り入れのようなこともできなくなります。
さて、これらが住宅・不動産の借り入れとどういう関係があるのでしょう?
実はバブルの時に最も活躍したもののひとつがこのカードローンなのです。すなわち、地位あるサラリーマンはわざわざ借り入れを申請することもなく、カードを使えば自動的に融資を受けられていたのです。
そして、ステップ償還と給与の削減を同時に受けた層、不動産投資をしていたが空室が増え、追加投資が増加してキャシュプアになったためブリッジローン(暫定的借入)もやはりカードローンである可能性大なのです(この稿続く)
何故貸金業法改正の完全施行が危険なのかまとめてみます:
貸金業法改正により、いわゆる無担保ローンの上限金利が引き下げられ、債務者(利用者)にとっては実にいいことのはずです。しかし、同時に年収の1/3までしか貸せない、という「総量規制」の制約を受けることになります。※例えば、専業主婦の方の利用はあいまいでしたが、これからは仮名であっためもできなくなります。
更に、割賦販売法改正による支払能力調査義務により、年間支払可能見込額内での利用という制約も受けます。リボルビングも制約があります。※従って、金券ショップに流れる一部であろう立替購入・処分による借り入れのようなこともできなくなります。
さて、これらが住宅・不動産の借り入れとどういう関係があるのでしょう?
実はバブルの時に最も活躍したもののひとつがこのカードローンなのです。すなわち、地位あるサラリーマンはわざわざ借り入れを申請することもなく、カードを使えば自動的に融資を受けられていたのです。
そして、ステップ償還と給与の削減を同時に受けた層、不動産投資をしていたが空室が増え、追加投資が増加してキャシュプアになったためブリッジローン(暫定的借入)もやはりカードローンである可能性大なのです(この稿続く)
by gentas
| 2010-05-09 22:34
| Research